仕事を選ぶ上で適職を科学的に診断する7つの徳目

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自分の適職は何か分からないという方も多い事でしょう。

そもそも「適職」とは「あなたの幸福度が最大化される仕事」の事を指します。

今回はその適職を科学的に診断する方法を「科学的な適職: 4021の研究データが導き出す最高の職業の選び方」という書籍から紹介します。

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仕事選びは幻想を捨てろ

適職を選ぶには一般的に言われている仕事選びの方法を行ってはいけません。

まずその「幻想を捨てる」事が大切です。

好きを仕事にするな

人間は仕事をする上で「適合派」「成長派」に分かれます。

・適合派(やりたい事をやりたい)→長続きしない
好きな事を仕事にすると理想が高いので何かあったら理想が崩れて長続きしない

・成長派(仕事に合わせる)→トラブルに強い
情熱があるから努力をするのではなく、努力をしたから情熱を生む=グロースパッション

お金で仕事を選ぶな

給料と満足度の相関は(r=0.15)で示されます。

r=1:一致している
r=0.5以上:相関している

つまり「給料と満足度の関係はほとんど相関していない」事が判明しています。

伸びる業界・業種で選ぶな

学者・評論家に3~5年後の経済を予想させた所、どんな専門家でも精度50%だったそうです。

素人がこの業界は伸びるとか伸びないといった適当な予想と変わらないとの事。

楽かどうかで選ぶな

適度なストレスは幸福に不可欠だそうです。

【スキルと難易度の関係】
・スキルが無く難易度が高すぎると不安を感じてしまう
・スキルがあるが難易度が低いと退屈
・難易度が低すぎたりスキルが低い物は無気力
・スキルと難易度が拮抗しているとやる気が出る

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7つの徳目で選べ

適職を選ぶには7つの徳目が重要。

裁量権はあるか

・作業内容は自由か?
・ペースは自分で選べるか?
・仕事場所は?
・タイミングはどうか?

進歩している感覚はあるか

・サブゴール=前に進んでる感覚があれば人はやる気が出る
・フォードバック=評価を得られていればやる気が出る

攻撃型or防御型タイプは合っているか

・攻撃型=リスクよりもスピード重視、最高の状態を目指していち早くやる
向いている職業=コンサルタント、アーティスト、クリエイター、テクノロジー系

・防御型=最悪の状態を想定してそのリスクを避けようとする
向いている職業=経理、弁護士、データアナリスト

内容と報酬は明確か

何をすればどのぐらい報酬を得られるかが明確か、不明確だとやる気が出ない。

業務内容はバラエティに富んでるか

一つの事をやると効率化されるがやる気が無くなってしまう。

複数の仕事をすると効率化は落ちるが長い目で見ると継続出来て良い。

自分と似た人が多いか

友達が職場に3人以上いる人は満足度が96%違うという研究結果。

類似性効果で自分と似ている人は好きになりやすい。

他人の生活に影響を与えるか

誰のためにやっているか分からない仕事は辛い。

社会に貢献していると感じられると良い。

他者に貢献すると「自尊心」「親密感」「自律性」の欲求が満たされる。

マトリックス分析

仕事を選ぶ上で適職を科学的に診断する7つの徳目

実際に仕事を選ぶには「マトリックス分析」という方法を使います。

1.基準(0~5点)をつける
その仕事における各徳目の点数をつけましょう。

2.選択肢を出す
A社、B社、C社といった選択肢を出す

3.重み(1~3点)
7つの徳目の中で自分が重視する重みをつけろ

基準×重み=合計

この数値が大きい仕事があなたの適職です。

この方法は米軍の意思決定にも使用されています。

ジョブ・クラフティング

同じ仕事をしている3人にこの様な質問をしてみました。

Q.あなたはどんな仕事をしていますか?
Aさん.石切り=作業内容、Bさん.5シリング2ペンス=報酬 Cさん.美しい大聖堂=意義

という風に3人とも違う答えを言ってきました。

適職で大切な事は「仕事の意義」で認識しているかが大切です。

やりたい仕事が見つからない人は3つの要素を把握していない

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ネコハルンのセミリタイア生活