日経平均株価やアメリカ株の今後の株価を予想しようとする人が多いですが、基本的に株価の上がり下がりを予想するのは個人的に不可能だと思っています。
実際に色々な専門家が予想を立てていますが、正解率はそんなに高く無いですよね。
おそらくですが、予想を立てている専門家達も何かしらの予想数値を出さないといけないから出しているだけで、内心では「そんなの分かる訳ないじゃん」と思っているはずです。
日経平均株価もアメリカ株も何かしらの要因が出れば上げ下げしますし、株価はリアルタイムで反応するので事前に予想するのはムリです。
株価が上がっても下がっても良い様にしておく
株価の上げ下げは分からないですが、上がる場合と下がる場合の対応方法を考える事は可能です。
要はどっちに行っても対応できれば良いのです。
例えば事前に損切りラインを決めておいて、その位置まで株価が下がったら損切り、上がったら保有するといった方法です。
他にも資金の一部だけを入れて、そのまま上がったら良いし、下がったら買い増ししていき配当などを貰い長い目で運用する方法。
ドルコスト平均法を使い決まった時期に決まった金額を入れ続ける方法。
方法は色々ありますが、日経平均株価やアメリカ株、個別株などの株価を100%当てるのはどんな人でも不可能なので、上がっても下がっても良い対処方法を考えておくしかないのです。
トレードも投資も何らかの優位性に賭けているだけ
トレードであれば、チャートや何かの要素がこうなったらこうなる可能性が高いといった感じの優位性に賭けるはずです。
他にも今後この需要が伸びるはずだからこの銘柄の株価は上がるとか、配当を貰い続ければ長期で運用すれば儲かるとか色々あります。
結局その優位性とは単純な事で良いのだと思います。
もの凄い色々なデータを分析して勝ち続けているプロレベルの人なら良いですが、ほとんどの人はそんなの分かりませんよね。
しかもプロレベルの人でも今までにたくさんの人が破産してたりするので、一般人が分析しようとしても時間の無駄かもしれません。
過去データは過去データに過ぎない
過去のデータを引っ張り出してそうなる確率が高いから何度もやっていればトータルで勝つはず、という発想でトレードや投資をやっている人も多いと思います。
しかしいくら確率が高くても100%当たる訳では無いですし、その確率も今後どう変化するか分かりません。
けれどそこには優位性があるので、参考にはなると思います。
しかし10回今までなったから11回目も必ずなると決め付けるのは危険という事を忘れてはいけません。
アメリカ株は長期で見れば右肩上がりだから100%大丈夫という思考はヤバイ
アメリカ株に投資している、特にインデックス投資派の人達は200年間株価が上がっているから、今後もアメリカ株は絶対上がると予想して妄信している人達が多い様に見えます。
たしかに私もアメリカ株はなんだかんだで長期で見れば上がっていくと思います。
しかし、数十年停滞する可能性も当然あります。
今までそうなっていたから必ずなるという思考はとても危険です。
世界はちょっとした事で壊れてしまう事を忘れてはいけません。
それを踏まえた上で改めて資金配分を考えてみてはいかがですかね。
投資はどこまで行ってもリスクを代償にしている
どれだけ株価を予想して、リスクを減らす投資をしても、負けてしまう時は負けるのです。
もちろん現金だけで持っている事もリスクです。
そもそもただ生きているだけで色々なリスクだらけです。
結局色々な選択肢の中から最適だと思う行動をして、ダメだったら諦めるしかないのです。
まとめ
・日経平均株価やアメリカ株の今後の株価を予想するのは不可能
・過去にそうなったから今後もそうなると決め付けるのは危険
・最善を尽くしてダメなら諦めよう